UI/UXデザインの力で貿易産業に新しい顧客体験を実装する 、Shippioデザイナーの思いとは。[Shippio デザイナーインタビュー]
プロフィール
Myra:Shippio UI/UXデザイナー
香港出身。オーストラリアのRMIT大学 (Royal Melbourne Institute of Technology) にてデザインを学ぶ。大学2年時に千葉大学工学部デザイン学科に半年間留学を経験し、新卒で日本のスタートアップに就職。2021年7月、Shippioに入社。
今日はよろしくお願いします。Myraはなぜデザイナーになろうと思ったのですか?
幼少期からものづくりに興味を持っていたのですが、たまたま日本の文房具をもらうことが多く日本のデザインが好きでした。大学入学時に本格的にものづくりの道を目指そうと思い、オーストラリアの数ある大学の中でも実践形式でデザインが学べるRMIT大学に入学をしました。
大学在学中に、ただものを作るだけではなく「体験の価値を提供すること」が大事だと教わりました。また「リアルなものを作ってもそれは社会を変えられない、使われなくなってしまうものや使われないまま役目を終えるものが多い」と考えるようになりました。
例えば、新しい椅子を1つ作るために50個ものプロトタイプを作ることはサステナブルではないですよね。
その後日本への留学を経てUI/UXデザインに興味を持ち、帰国後は新設されたサービスデザインのクラスに熱中していました。
法律扶助サービスデザインの授業では、現在の法制度において法律扶助を最も必要としている人たちへのサービス改善に取り組みました。弁護士の業務を一日シャドウイングしたり、実際のユーザーにヒアリングの上、発見したペインポイントを整理して、ユーザーが直感的に利用の流れや必要な情報にアクセスできるWebサービスを作成しました。
画像出典:https://www.legalaid.vic.gov.au/about-us/news/students-looking-for-blue-sky-ideas
前職ではどんなことをやっていましたか?
あらゆるデザイン業務をやっていました。プロダクトデザインでは新機能のUI/UX設計、マーケティングではWEBサイト改修、パンフレット制作、ブランディング、展示会のブース設計や動画制作等です。あまり知識がない中、手探りでキャラクターデザインなども担当させてもらいました。
多くのデザイン業務を任せていただいていたのですが、ある時自分がUI/UXデザイナーだと自信をもって言えなくなっていることに気づきました。大学で学んだことを生かすためにも、これからはジェネラリストではなくスペシャリストのデザイナーになりたい、UI/UXに集中したい、と思い次のキャリアを探し始めました。
UI/UXデザインのスペシャリストとして活躍できる環境を探す中で、なぜShippioに興味を持ちましたか?
スカウトをもらって初めてShippioのことを知ったのですが、事業が独特で「誰もやっていないことに取り組んでいる」新しいサービスである点に興味を持ちました。
加えて、調べれば調べるほど「デザインの力で世界を変えられる業界」であるということがわかり、Shippioが掲げる「理想の物流体験を社会に実装する」というミッションにとてもワクワク・共感しました。
貿易業界は非常にレガシーで、企業間のやりとりで当たり前にFAXを使っています。とにかくペーパーワークの風習が残っており、デザインとソフトウェアの力でもっと効率化できると思いました。
最終的には、なぜShippioに入社を決めましたか?
Shippioは、転職活動の軸としていた以下の3つの条件に、非常にフィットしていました。
- 事業に共感できるか
- 会社の人たちと一緒に働きたいと思えるか
- メリハリをつけて仕事もプライベートも大切にできる環境
加えて、UI/UXデザインに集中できる環境であったことが大きな決め手になりました。
VP of Productの森から、面談時に「今のフェーズではデザイナーにはプロダクトデザイン業務に集中してもらいたい」と聞いていて、実際に入社してみてその通りだったので森にはとても感謝しています。
今Shippioでデザイナーとして具体的に何をやっていますか?
現在は、サービスの見積機能の作り直しをしています。現状の機能の課題を洗い出し、改善のための要件定義・実装をしています。Success metricsを明確にし、それをどうやってデザインで解決していくか検討の上、ユーザービリティテストを行い、フィードバックに基づいて改善する、ということを繰り返しています。
実際にお客様と話してフィードバックをもらったりと、制限なくやりたいことに取り組めています。
デザイナーとして、PdM、エンジニアとはどのようにコラボレーションしていますか?
ShippioのデザイナーはPdMと動き方が似ています。
PdMがプロダクトの課題洗い出し・要件定義をして、デザイナーがUXを作り上げるかを考えるケースに加え、デザイナー自身がプロダクトの課題洗い出し・要件定義などを全て担うケースもあります。
エンジニアとは、デザインしたものを作っている段階からディスカッションをすることが多いです。「こういう挙動にしたいが技術的に可能かわからない」という時にリアルタイムに相談します。頻繁にコミュニケーションを取ることによって、最終レビューのときにはゴールイメージに完璧に当てはまったアウトプットをエンジニアが作ってくれています。
Shippioで働く魅力は何ですか?
PdMと一緒に上流からユーザー体験の設計ができることはもちろん、トライしたいことはなんでも挑戦できる、という環境はとても魅力的です。
また、自分のデザインをお客様にすぐに届けることができ、今抱えている問題を解決できている実感があることはとてもやりがいに感じます。
(画像:10月オフサイトキャンプでの様子)
最後に
今後の私個人の目標としては、もっと積極的にお客様の声を聞き、PdMに代わって本格的にリードしていく力をつけて行きたいです。また、将来的にデザインチームが大きくなった時にしっかり後輩を育てられる人になっていたいです。
貿易業界の課題は、Shippio1社だけが頑張っても解決することはできません。Shippioは業界内の多くの関係者を巻き込みながら、貿易業界全体をどうやって良くしていくかを追求するゲームチェンジャーを目指しています。
そんな世界を一緒に作っていくメンバーを募集しています!
新しいことを試して失敗を恐れない人、改善をポジティブに捉えられる人、複雑な仕組みを整理しながら表現できる人等にぴったりな職場だと思います。Shippioでの仕事についてご興味があれば、お気軽にご連絡ください!
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